ファイルの見た目を変えずに暗号化「Amelix FCL」

通常、ファイルの暗号化等を行う場合、暗号化後に拡張子などの目に見える部分で変化が見られます。
例えば、以前に紹介した、このAmelix FCLとほぼ同じ機能を持つ、アタッシェケースを使ってファイルを暗号化した場合、そのファイルの拡張子は.atcに変更されます。
決して欠点として述べている訳ではありませんので、悪しからず。

ですが、Amelix FCLはその様な見た目の変化を一切表示せずにファイルを暗号化する事が出来ます。要するに、暗号化したファイルがある、と言う存在の発見を遅らせる、もしくは隠匿出来ると言う事です。

これによって此方はかなりのアドバンテージを得る事が出来ます。いえすいませんアドバンテージっつー単語を使いたかっただけですごめんなさい

まぁ、機能は続きからどうぞ。暗号化すら隠匿したい方にお勧めのツールです。

http://www.download3000.com/download_39792.html

Amelix FCL

http://tiltstr.seesaa.net/article/28253979.html(日本語化パッチ配布先)


ダウンロードは上記のサイトよりどうぞ。公式サイトは既に消滅?
http://www.amelix.com/

インストーラーでインストール先を選択、そのままで良い方は何も弄らずインストールを進めて下さい。

日本語化したい場合は、ツールを起動させる前にパッチをツールと同じディレクトリに置いて実行して下さい。日本語化の作業はこれだけです。

シンプルなGUIなので、基本的に使い方は迷わないと思います。とりあえず説明。

まず「ファイル」タブで暗号化、もしくは復号化したいファイルを選択します。
次に「暗号化」タブを開いて暗号化、もしくは復号化を実行します。

ファイルによって暗号化/復号化に掛かる時間はまちまちですが、サイズの大きいファイルはやはり時間が掛かります。それでも速い方ですが。

暗号化終了後、特に変化がない暗号化されたファイルと、.bakファイルが出来上がっていると思います。
.bakファイルは.bakの部分を削除すれば普通のファイルに戻ります。なのでこのファイルは自分で違う場所に保管しておきましょう。もしくはPWを忘れない自身があるなら作成しない、もしくは削除してしまっても大丈夫です。どうしてかは後に説明。

さて、本題の暗号化されたファイルを実行してみましょう。

対応するソフトが起動しても、何も実行出来ない筈です。暗号化が成功している状態です。
今回、僕の環境で実行させてみたのはexeファイルとmp3ファイルですが、どちらも起動に失敗、もしくはプレイヤーが再生出来ない状態になりました。

さて、次は復号化してみましょう。PWを入力して完了です。

これだけなら他の暗号化ツールと然程変わりませんが、このツールは複合時にPWを1回でも間違えるとファイルをぶっ壊します。余裕で起動、再生出来なくなります。
1回目に失敗、2回目に思い出して適合するPWを入力しても起動出来なくなります。これで完璧に隠匿出来ます。安全ですね!11
また、このツールは複合時に間違ったPWを入力しても、恰も複合してるよーと言うアニメーションが流れるので、誰かに勝手に複合されても気付きません。まぁ良くこの暗号化を見抜けたなって話ですが…。

オプションでの設定も分かりやすいので、大体こんなもんでしょう。

パスワードを表示のチェックを外すと、パスワードの入力時に文字がアスタリスクに変わります。人目の触れる場所で入力する場合はこのチェックは外しておきましょう。
一番下のチェックは入れておくとファイルの復号化、暗号化終了時にソフトが勝手に終了します。
バックアップの設定はチェックを入れておくと復号化、暗号化時に.bakと拡張子の付いたファイルが生成されます。外すと生成されません。

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