Operaに保存されたパスワードを簡単に閲覧できる「OperaPassView」

少し前まではOperaに保存されたパスワードは外部からは閲覧できないとされていました。
しかし、そんな時代も既に過ぎ去り、現在では普通にツールを使うことで閲覧できてしまう時代です。

OperaPassViewは名前の通り、Operaに記憶させたパスワード(WAND.datファイルに記述されているもの)をいとも簡単に表示できるソフトウェアです。
まあ、名目としてはパスワードリカバリーに当たりますが… 、それは最早副次的になっているかも知れません。

このツールを使ってすべきことは、他人のPCのOperaでパスワードを解析することではありません。そもそもそれは犯罪に繋がります。
自分のOperaのセキュリティを強化するために使います。
つまり、マスターパスワードを設定しろ、ということです。何かエクステンションに頼らずOperaのみで認証管理をする場合は。

ウチのOperaに限ってはこのソフトウェアでも解析されない、ということは殆ど無いでしょう。
マスターパスワードを設定しているか、そもそも認証管理をOperaのデフォルトの機能で行っていない場合以外ではほとんどの状況でパスワードは丸見え状態と同じです。
自信があるならば使ってみればよいだけの話です。

また、このソフトウェアを使っていざパスワードを一覧で見ると、人によっては同じパスワードをいかに使いまわしているかよく分かると思います。
これもまた危険な扱い方になります。OperaにPW保存うんぬんの前に登録パスワードを見直すべきです。

もう年末です。PCの大掃除も大変結構ですが、PWの一斉変更も、一年の締めくくりの一つとしていかがでしょうか。管理方法を変更できればよりいいですね。

なお、ソフトウェアの性質上、お使いのセキュリティソフトが反応する場合がありますが、例外に設定したり一時的に保護機能を停止させるなどの手段でOperaPassViewを使うことはできます。

http://www.nirsoft.net/utils/opera_password_recovery.html
ScreenShot (性質上撮影しておりません)

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