トランスイベント『Stratosphere』に遊びにいった

やっぱりトランスは箱で聴きたい!!!!と胸を張って言えるほどクラブハウスでトランスを聴いているわけではないのですが、久しぶりにトランスオンリーなイベントに行ってきました。
→ http://strtsphr.net

場所は渋谷のamate-raxiでした。黄色い看板が目印のオシャンティな施設です。
今回はテーマが「宇宙」だったので、この日6時間ほどamate-raxiは宇宙と化したわけですが、フロアは地下にあります。

思いの外長くなってしまったので、続きはリードモアからどうぞ。

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(エントランスに貼ってあったフライヤー)

タイムテーブルは当日まで発表されておらず、会場で初めて知ることになりました。
そのタイムテーブルが書かれた貼り紙を撮ってこようと思ったのですが宇宙にまみれてすっかり忘れていたので、テキストの方に替えさせて頂きます。

13:00-13:50 Ryunosuke Kudo
13:50-14:40 Alinut
14:40-15:30 Ark-Z
15:30-16:30 syatten (Special Guest)
16:30-17:20 aran
17:20-18:10 Cherry Blossoms
18:10-19:00 DJ Noriken

そうそうたるメンバーですね。特に界隈の音楽を聴いている者からすると異種格闘技戦といった体も感じられて興奮が抑えられません。
セットリストの方はこの記事の最後に公開されている方の分のみリンクをお届け致します。

ここからはもうタイムテーブル別に話を進めていきましょう。
まずトップバッター、Ryunosuke Kudo氏のDJが始まった時、私は渋谷には居ませんでした…。
一応彼のDJ中にフロアには入ったのですが、もう終わりの方でした。しかしながら、フロアに入った時点で『Nhato –  Forbidden Souls』がかかっていてテンションが一瞬で爆上がり株価急上昇海底火山大噴火と言った趣でした。宇宙どこいった。

二番手はDigital Logicsが擁する新進気鋭のトランスアーティスト、Alinut氏です。まず最初にかけていた曲は知り及ぶところではありませんでした…。
全体的にはUpliftingよりはProgressive系のトランスをメインに据えてプレイされていたのではないかと思います。『The M Machine – Superflat (Original Mix)』が流れてきてトランスイベントの箱に初音ミクの声が響き渡る状況というのは、宇宙的な混交を感じざるを得ない、素晴らしい選曲だったのではないかと。
〆は自身の所属するDigital Logicsの主宰、NAGO氏の『NAGO – Mirage (Original Mix)』でした。アルバム『FROM WHERE WE STAND』の1曲目です。

三番手のArk-Z氏はなんと今回トランスDJをするのは初めてだったとのこと。Alinut氏から交代して、再生中の曲のボリュームを下げて一言…「懐メロかけまーす!!」。加熱するフロア、流れ出てくるのは『Rank 1 – Airwave (Rank 1 & Dutch Force Remix)』…。この時フロアではなく、フロアから少し階段を登った椅子に掛けていたのですが、スタッフの方(つまり控えのDJやVJ)が「サイバートランスじゃねえか!!」などと煽りを口々に入れていたのが見ていて非常に面白かったです。実際笑いました。
中でも盛り上がったのは『Dutch Force – Deadline (Original Mix)』でしょう。オーガナイザーの方も「2014年に箱でデッドライン聴けると思ってなかった」と言わしめる選曲です。Beatmania IIDXにも収録されていたことがあるらしいですね。
個人的には〆の『NISH – Sagittarius (Alphazone Remix)』が最高でした。2011年に『Sagittarius 2011』としてHarderground RecordingsからリミックスCDがリリースされていますが、やっぱりまさか2014年になってこの曲が箱で聴けるとは思っていませんでした。

四番手はスペシャルゲストとして登場のsyatten氏。プログレッシブ系のトラックに定評がある彼ですが、今回はかなりアップリフトな選曲だったのではないでしょうか?
『Kyohei Akagawa – Abendrot (Original Mix)』がものすごくカッコよく聴けました。Otographic Musicの鬼才、Kyohei Akagawaの最新シングルです。
『Signalrunners – Recoil (Mat Zo Remix)』から『Redstar – Vernfield (Alex Robert Remix)』に繋ぐのはいくらなんでもズルいとしか言い様がない流れでした。今回の各人のセットリストで一番好みだったのは彼のセットです。もう何も思い残すことはない、これが宇宙だ…。

さて、五番手のaran氏は交代した直後ヘッドフォンの音がほとんど聞こえないというアクシデントに見舞われたということですが、特に大きな問題は(聴いてる側からすれば)なかったです。
ここまでの記事、結構しっかりと曲名が出ていてなんだこいつ割と詳しいなって感じなのですが、お察しの通り公開されたセットリストを見ながら書いているので実際の会場では「知ってるけど曲名まで分からない」とか「めっちゃカッコいい!知らないけど!」と言った状況がほとんどですので、つまり何が言いたいかというと氏のセットリストはまだ公開されていないので曲名を出して感想を書くことができません…。
syatten氏がアップリフト寄りだったと言うのは既に書いた通りですが、aran氏のセットリストは最初におとなしめのトランスで、徐々にテンションが上がっていくような構成になっていたのではないかと。1曲くらい知っている曲があったはずなのですが、やはりタイトルが思い出せず…。

さて六番手、謎のアーティストCherry Blossomsですが、実はユニット名です。オーガナイザーであるRooq氏と、謎の集団「瓶底眼鏡女子同盟」に所属するkasdf氏の2名から成っています。
オーガナイザーの登場だけあって会場の盛り上がりも最高潮でした。特にRooq氏は今回初めてDJするという話だったのにアオリが物凄く上手かったのが印象的です。
1曲目からアゲアゲ(死語)な『Antillas feat. Desstineak – Silenced (Original Mix)』。Armada Musicからのリリースですね。そういえばここまで書いて思い出したのですが、ボーカル入りのトラックはあまりかかっていなかった気がします。その点でこの曲は女性ボーカルが入っているので1つ印象的だなと。
目玉はこのStratosphereでエクスクルーシブ・プレビューとしてかけられた『源屋 – fluffy dreams』ではないでしょうか。やはり「知っている人の新曲」がかかると言うのは嬉しいものです。とてもよいサプライズでした。リリースが楽しみです。

そしてついにトリ、既に知名度では今回のメンバーでは圧倒的なDJ Noriken氏です。『Nhato – Chameleonic』を箱で聴くことができたのはとても幸運でした。氏のアルバム、Etudeに収録されていたものです。やはり規模が違う場所で聴くとまた違った音楽のように感ぜられます。
知っているところだと他には『DJ Noriken – Sleepless』がそれです。Omni Force Recordsの2枚目のアルバム、『Omnifarious2』に収録されていました。続けて繋がれたのが『DJ Noriken – Sleepless (Junk Remix)』だったのは粋だとしか言いようがありません。こちらはアルバム『シンシサクラク・エンハンサー』のトラック11です。
そして大トリには『RAM feat. Susana – RAMelia』。2013年で最も感動的なトランスと言っても過言ではないこのトラックがトリでした。泣けます(会場では泣いていませんが)。

こうして6時間のトランスオンリーイベント、Stratosphereは幕を下ろしたわけです。
いやあ、実はついさっき帰ってきたばかりなのですが、未だ感動冷めやらぬといったところです。冷めやらなすぎてブログまで認めてしまいました。
本当は写真なども交えて書きたいのですが、人物が写っているのと私はスタッフでもなんでもない為憚られるものがあります。写真の方は後々に運営側の方から公開されるのではないかと思います。そちらをお楽しみ下さい。

では最後に各DJのセットリストのリンクです。Twitterのポストをリンクさせて頂きます。

aran 未公開

完膚なきまでに楽しみました。どうも次回以降もやりたい、やる、とのことなので都度遊びに行きたいと思います。
おっと、遊びにはいけないけどトランスは聴きたい!という方、このStratosphereはUstreamで配信も行っているらしいので、是非そちらをご利用ください。

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