CCA-C10を購入しました + 簡易レビュー

久しぶりにイヤホンを購入しました。
と言っても昨年8月ぶりとかそのレベルですが…。

今回はタイトルの通り、CCA-C10を購入しています。
Wikipediaを流し見ただけですが、最近日本でも知名度が上がりつつあるKZからOEM提供をされている製品らしいです。なので、製品としてはKZ製なのだと思います。
それ以上掘り下げて調べていないので、本当かどうか知りませんが…。
外箱には「Dongguan Sheng Yu Acoustic Technology Co., Ltd.」と記載があります。Googleでは検索しても詳しく情報が出てきませんね。

とりあえず、音さえ鳴れば出自がどこなのかはどうでもよいことです。
購入した製品についてはちゃんと音が鳴っています。
ちなみに私はHiFiHear Audioから購入しています。購入場所はAmazonです。
https://twitter.com/qianqian_hrcase

セールの告知ってここでしてるんですね。今知りました。
なお、CCA-C10については4800円くらいで購入しています。

パッケージはかなりコンパクトでした。(縦10cmくらい)
ちょっとしたレビュー

※音質の話は誰がどのように書いても基本的には主観的な文章になるので、あくまで参考程度にお読みください。なお、比較対象はNoble AudioのEDC Velvetです。新品で2万円弱するイヤホンなので、比較する価格帯としては大きく異なることをご了承ください。
※また、環境はXDP-100Rに直挿しです。使用期間は3日ほどです。

さて、肝心の音ですが、大雑把かつ有り体に言えば「ドンシャリ」というジャンルに含まれる音が鳴ります。

ドンシャリと聞くとそれだけで購入意欲が減退する層がある程度居そうですが、音楽を聴いていてより高揚感を手軽に得られるのはこの手のイヤホンだと思っています。
CCA-C10については、後述もしますが生音よりは打ち込み系の音に向いていると思います。

片耳4BA+1DD×2で10 Hybrid Technologyとのことです。

特に高音域(と私が勝手に考えている部分)が得意ではないかと思います。
具体的には高めの女性ボーカルや、シンセ系の音です。これだけ書くとその辺のEDM向きじゃんって感じですが、その通りです。
音の傾向だけで曲のテンポ感まで向き不向きを提案できるわけではありませんが、しっとりとしたローテンポな音楽よりもハイテンポでうるさめの音楽の方が向いていると思います。

ドンシャリでいうドンの部分は、バスドラムについては気分がよくなるほど鳴ります。ベースは特に低い音は気持ちよく聴こえますが、割と他の音に埋もれてしまう気がします(どのイヤホンで聴いても大体そうですが)。
ジャンルで言えばメタル系統の音であれば合うと思います。

見た目は本当によいと思います。
10,000円くらいしそうな雰囲気です。

一方で、やはりこれは価格相応だと思えるのが定位感です。
※私は定位感という言葉を適当に使っているので「音がどの辺から鳴っているような気がするか」くらいの意味で書いています。

特にボーカルの位置が不安です。曲ごとのミキシングによって大きく異なると思いますが、どれを聴いてもあまりしっくりこない。ある曲では遠すぎるし、ある曲では近すぎるというか…。
また、例えばアイドルソングでは複数人が同時に歌唱しますが、分離が悪くあまり気持ちよく聴けません。5000円のイヤホンにこんなところまで求めるのは酷なので、こちらも価格相応なのでしょう。

さすがにEDC Velvetと比べると全体的に音がペラいです。ペラいというのがどんな音を指しているのか私も説明し切れませんが、まさに厚みがない印象です。
ダイナミック型のドライバーが担っている部分の音の出によってこの印象になっているのかも知れません。

あとこれは個人的な好みの問題かも知れませんが、ギターの音が綺麗に出ていない気がします。(イヤホンとして)鳴らしたい音が鳴っていないというか。ギターに限らず弦楽器の音があまり得意でなさそうです。

プラグはL字です。2pin(3.5mm)の製品でリケーブルも可能です。

参考までに、CCA-C10と相性がいいな、と自分が感じた曲を一覧で置いておきます。
私のDAPに入っている曲なので、参考も何もないと思いますが…。
・ナナヲアカリ / インスタントヘヴン feat. Eve
・PSYQUI / Start Up feat. Such
・Kizuna AI / hello, alone
・BAND-MAID / CARRY ON LIVING

前述しましたが、高めの声のボーカルであれば大体合うと思います。
対して低めの声だと音が引っ込みすぎてあんまり…。特に女性ボーカルでも低めの声だと印象が薄くなります。

少し音のことから離れたことについても記載しておきます。
とてもよい点が1つあり、タッチノイズが非常に少ないです。
これはEDC Velvetに比べて圧倒的なメリットです。特に私の場合は出先で音楽を聴いていることが多いので、歩く時にタッチノイズに音楽を邪魔されないのは好ポイントです。
もはや外出の時にはこれしか使っていません。Every Day Carryを冠するVelvet、圧倒的にこの面では劣ります。

またイヤホンのつけ心地ですが、付属ケーブルはシュア掛け前提で、かなり耳にフィットする感覚があります。
私は左右の耳でイヤーピースの大きさを変えていることが多いのですが、この製品については変えなくてもしっくりきています。

おわりに

途中色々とネガティブなことも書きましたが、総合的には期待値通りの音でした。

5000円程度のイヤホンだとFADやMUIXあたりの定番メーカがひしめく激戦区ですが、CCA-C10をわざわざ選ぶ理由としては「見た目」かと思います。見た目に関しては明らかに所有欲を満たしてくれます。 ここをフィーチャーするのであればコスパがいいです。
加えて、普段聴いている音楽がEDMやトランス、ハードスタイル、D’n’B、Future Bass等々の打ち込み系の音楽であれば、買って満足できるイヤホンだと思います。

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