M3-2019 秋(第44回)で購入した作品の紹介

このブログ、これまで散々音楽ファイルの管理だのバックアップだの再生方法だの、とにかく古典的な音楽ファイルの扱いについて色々と記事を書いてきました。
しかしながら、実はまだ一度も聴いている音楽そのもの、については記事にしたことがありませんでした。
別に理由はなく、単に音楽のことを文章にする作業が異常に高難易度だからです。
これいいですよ!って書くのはとても簡単で、あとは試聴用のYoutubeのリンクでも貼っておけばいいのですが、果たしてそれだけでいいのか?もう少し何か別の切り口ないの?みたいなことを考えていました。

結局何も思いつかなかったので、これいいよ!試聴これ!はい聴いてね!って記事を書くことにしました。

お品書き

  1. KOTONOHOUSE × 7ZEL – externalizatioN
  2. lasah × Lemm – デッドエンド・アパートメント
  3. Yuta Imai – BRAINSTORM

合計では30枚くらい買っています。
その中から厳選して3枚ピックアップしました。厳選とは書きましたが、記事にする体力が保つ枚数がこれくらいだというだけの話です。

※文章中のアーティスト名などはすべて敬称略といたしました。

KOTONOHOUSE × 7ZEL – externalizatioN

サークル名 : Kawaii Dance Records
タイトル  : externalizatioN
お値段   : 1,500円(Event)
今から買う : TANO*C STORE

01 :ユーフォリア (feat. TOFUKU)KOTONOHOUSE, TOFUKU
02 :エスケープ(feat. くいしんぼあかちゃん & Yunomi)KOTONOHOUSE
03 :エンドロール (feat. TORIENA)KOTONOHOUSE, TORIENA

3曲入りEPです。
KOTONOHOUSEがトラック、7ZELはジャケットイラストの担当です。
同人音楽界隈、どんな音楽のジャンルでも可愛い女の子のイラストが入っているCDがリリースされているので、イラストレーターとコラボしていることを全面に押し出す方法はとても理に適っていると思います。何事もニーズから。

肝心の曲の方はまず試聴ファイルを流していただきたいところですが、あとがきから読むタイプの方々のために文章でも触れておきます。
3トラックとも女性ボーカルが採用された歌ものです。勉強不足でTOFUKUだけこのEPを聴くまで存じませんでした。

それぞれジャンルが異なる「打ち込み系」です。いちいち細かいジャンル名とか覚えていられないし、そもそもそれを書いても分かる人にしか伝わらない。全部オタクEDMでいいよ(よくないです)。
枠としてはFuture Bassに含まれるのだろうと思います。特にユーフォリア。
エスケープはくいしんぼあかちゃんがボーカルなのもあってみんな大好きKawaii Future Bassの仕上がり。
エンドロールだけ思いっきり毛色が違っていて、 イントロからアーメンだし、 ベースとキックがマッシブになるし、急にオランダ感が溢れすぎてコップに収まりません。オランダ感は適当なことを言っています。

個人的にはユーフォリアを聴いて買うのを決めたので、まずそれだけでも流してほしいという気持ちがあります。

少し音楽そのものから離れた話もします。
M3のような同人音楽即売会、出ているサークルは全て個人運営かと思いきや、しれっと企業やプロミュージシャンも普通に参加しています。
例えばこのEPのリリース元はKawaii Dance Recordsですが、運営母体はDJ MAGを運営する株式会社DDDJです(つい最近株式会社DJ MAGから名前が変わったっぽい)。
レーベル事業を行っていることはDJ MAGのサイトにも記載されています。
https://djmag.jp/djmagjp-history

タワーレコードに置くより自分で直接売りに来た方が早い、みたいなものを感じ取れてよいですね。

ちなみに、Kawaii Dance RecordsはこのM3でもう一枚コンピレーションをリリースしています。
https://twitter.com/kawaiiwasabi_jp/status/1187286009131569152
M3以外で買えるのか全く知らないのですが、Kawaiiと名が付くダンスミュージックが気になっている方は探してみてください。

lasah × Lemm – デッドエンド・アパートメント

サークル名 : lasah × Lemm
タイトル  : デッドエンド・アパートメント
お値段   : 1,500円(Event)
今から買う : Amazon , BOOTH

01 :prefacelasah × Lemm
02 :デッドエンドにてlasah × Lemm
03 :Occult Descarteslasah × Lemm
04 :the ghost next doorlasah × Lemm
05 :oracionlasah × Lemm
06 :私だけがいない部屋lasah × Lemm
07 :Dead-End Apartmentlasah × Lemm
08 :afterwordlasah × Lemm

特に音楽のアーティストたちがインターネットを主な活動の場に選ぶことができるようになった背景には、ボーカロイドが大きく寄与していると考えています。
いや、正確にはボーカロイドと、プラットフォームですね。ボーカロイドの場合はニコニコ動画が発表の場としてまず確立し、そこで発表された楽曲を歌う人が現れ、コンポーザー、シンガー両方が日の目を見る稀有な例になったと思います。
例えば三代目 J Soul Brothersが好きな人で、R.Y.U.S.E.Iの作曲を誰が行ったかを調べた人ってかなり少ないと思うんですよね。音楽を聴く行為の中に、作曲家を調べる作業ってあまり含まれないはずです。
ボーカロイドシーンに触れていると、曲を作った人と歌った人を明確に区別する文化に触れることになり、結果的に作曲者にフォーカスされることも増え、それを元に仕事が来て、みたいなよい循環も一部は生まれていたんじゃないかと思います。
業界人じゃないので実情は何も分からないのですが。

話が完全にそれてしまいました。
このアルバムはシンガーのlasahとコンポーザーのLemmの作品です。
面倒なのでまた「打ち込み系」という単語で逃げてしまいますが、externalizatioNとはだいぶ異なり、壮大さ、スケール感のあるトラックではなく、エレクトロニカ方面のミニマルな印象を受ける曲が多く収録されています。
Lemmの作る音楽はBigroom House的なEDMではないし、lasahの歌声も光り輝くネオンサインよりは霧がかった森林、星空の下の草原など、ネイチャー寄りの声質を感じられます。

私の印象はどうでもよいとして、このコンセプトアルバムについてでした。
テーマは

取り壊しが決まった古いアパートに暮らす住人たちの、それぞれの「終わり」を描いたlasahとLemmによるコンセプトアルバム

https://twitter.com/lasah_ichijo/status/1184423879449571330

です。最初からこれ書けばよかったです。

アパートっていいですよね、特に古びているとなおいい。
別に自分が住みたいとかそういうわけではなく、そこに付随する(していそうな)物語に惹かれますよね。住人にとっちゃたまったもんじゃない憧れなんですけど。
たぶんこれは西尾維新の戯言シリーズを14歳(まさに最悪のタイミング)で読んだことが全ての原因かと思っています。

さきほどエレクトロニカという言葉を出しましたが、日本のエレクトロニカってSerphとworld’s end girlfriendだけじゃないんですよね、って文章から色々書こうと思ったのですが、続く文章が全く思い浮かばず、そもそもSerphとwegがその分類をされているのかもよく分かっておらず、無知を晒すことは間違いなかったのでエレクトロニカについて書くことはやめます。聴いてください。

この作品は歌詞が覚えられないあなたもブックレットを見ながら聴いた方がよいです。
大抵の場合、一生懸命音だけ聴いてても歌詞なんか分からないのです。私の耳が悪いのかもしれませんが、マジでわかんねえので。
とは書きましたが、このアルバム、歌詞を見なくてもlasahの歌とLemmの曲だけで楽しめてしまうのがズルいというか、懐が広いというか、若者向きというか。Occult Descartesとか多分哲学とかが分かっていると更に歌詞を楽しめるのですが、知らなくても曲がアッパーなので流しているだけで高まります。

Yuta Imai – BRAINSTORM

サークル名 : TOKYO HARD DANCE
タイトル  : BRAINSTORM
お値段   : 2,000円(Event)
今から買う : Diverse Direct , TANO*C STORE

01 :We Are From The FutureBlacklolita & Yuta Imai
02 :New eraYuta Imai
03 :Ultimate thingYuta Imai
04 :MagnificentYuta Imai
05 :FallingBCM vs Yuta Imai
06 :BRAINSTORMYuta Imai
07 :You NeedRiraN & Yuta Imai
08 :VampireYuta Imai
09 :Lights OnMassive New Krew & Yuta Imai
10 :Back To YouYuta Imai
11 :BigfootYuta Imai

ここまで女性ボーカルの作品が続きましたが、せっかくなのでゴリゴリしたやつも載せます。
同人音楽界隈のHardstyleと言えばMassive CircleZですが、そのコンピにも幾度か参加しているYuta Imaiの1stアルバムです。

一時期Hardstyleのコンピも激増した印象(Psystyle / Rawstyleなどサブジャンルが勃興した頃)がありますが、結局またMassive CircleZくらいになってしまった感じがします。
基本的に同じジャンルのコンピはそれぞれのトラックの聴き分けができないと飽きてしまうのも早いので、ユーザ側がそんなについて行かなかったのかも知れません。いや、全く事情は分かりませんが。

BRAINSTORMはHardstyleがメインのアルバムです。
Hardstyleもいつの間にやら細分化しており、既にどれがなんなのか全くわからなくなってしまったのですが、このアルバムを聴くだけでとりあえずあのいつものハードスタイルキック(ゴインゴインいってるやつ)があまり流れてこないので、最新のトレンドが抑えられているんだなということは分かります。

Yuta Imaiは活動範囲こそそこまでまだ広くないですが、だからこそ今の内に聴いておくと後でニヤニヤできるわけです。してもなにもないですが。
私が持っている作品で一番古い彼の曲はMassive CircleZ 6 (2016)のTokyoでした。これより古い曲も多分あるのでしょうが、3年~4年のキャリアでソロアルバムリリースまでこぎ着けている同人界隈のアーティストはそこまで多くない(リリースの形態にもよりますが)ので、在庫がある今のうちに1stを買っておくのは重要です。いつまでもあると思うな親と1stの在庫。

トラックとしてはWe Are From The Futureだけでマストバイ感があり、まんまと向こうのDJ力にハメられた感がありますが、これはしょうがない。Blacklolitaのファンでもあるので…。
Ultimate thingあたりで急にインドになるのですが、その次のトラックではイギリス周辺に飛んでいく多国籍なアルバムです。実際RiraNは韓国のトラックメーカーなのであながち間違ってはいない(?)。

書いていて思いましたが、同人音楽の人たちはバックボーンやらなんやらの情報が薄いことも多く、マジで書けることがない。本人のTwitterを読む以外に解決方法はないと思いますので、このブログを読んでYuta Imaiを知りたくなった方はこのページは閉じて早くTwitterを開くようにしてください。

おわりに

普段ソフトウェアやサービスの記事を書く時は2時間もあれば書けるのですが、この記事に限って言えば足掛け3日、合計10時間くらいエディタを開きっぱなしにしています。
普段書くことと違い過ぎて、何を取り上げればいいのかわからず、加えて語彙のなさがモロに出たと反省しています。
もう書けないかも知れない…。もしくは試聴URLだけ貼って終わりにするか…。

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