Razer Pro Type Ultraを購入しました + ちょいレビュー

キーボード、大事ですよね(小林製薬)

Razerにはオフィス向けもある

Razerと言えばゲーミングデバイスのメーカーですが、オフィスユース向けのデバイスも開発しています。
その1つがPro Type Ultraです。
https://www.razer.com/jp-jp/productivity/razer-pro-type-ultra

発売が少し前(2021年)なので在庫もそろそろ枯渇しつつあるようですが、つい最近購入したので簡単にレビューしたいと思います。
オフィスユース(というか単に文字を入力する)とゲーム用途の2つの観点で見てみます。

基本スペック

感触の話の前にごく基本的なスペックについて触れておきます。

  • キースイッチ
    Razer イエローメカニカルスイッチ(リニア+静音)
  • サイズ
    フルサイズ(108キー)
  • 接続方法
    有線(USB-C) / Bluetooth / Razer HyperSpeed (2.4GHz)
  • バックライト
    ホワイトLEDのみ(常時 or 一定間隔の点滅)

ゲーミング向けではないのでオフィシャルサイトにもあまり細かいスペックは載っていません。
https://www.razer.com/jp-jp/productivity/razer-pro-type-ultra/5580658100?specs=1

代わりにPCショップ Arkの製品販売ページにはしっかり載っているので、アクチュエーションポイントなどが気になる方はこちらへ。
https://www.ark-pc.co.jp/i/50284348/

Razer Pro type ultra
箱から開けただけの状態、キー配置などもわかると思います
JIS配列ですがかな印字はありません

またこれは基本スペックの観点とは少し異なりますが、ファンクションキーの扱いが独特です。
デフォルト設定(初めてPCに接続した状態)では、一般的なファンクションキーの機能を使うためにはFnキーとの同時入力が必要です。
(Fnキー+F5、のような入力)

これはRazer Synapseをインストールすることで設定を変更できます。

synapse_screenshot
Razer Synapse上の設定画面

オフィスユースはどうか

キースイッチに採用されているRazerの黄軸は、打ち心地としてはリニア+静音とされています。
実際かなり柔らかい印象を受けます。同じくRazerが販売しているBlackWidowシリーズにもこの黄軸が採用されているモデルがありますが、少なくとも古いモデル(BlackWidow Elite)の黄軸とは全く異なります。

実際に押下圧、アクチュエーションポイントともに異なり、下記の通りの差があります。
Pro Type Ultraの情報はPCショップ Arkから引用しています。

押下圧アクチュエーションポイント
BlackWidow Elite Yellow Switch45g1.2 mm
Pro Type Ulta Yellow Switch50g1.9mm

BlackWidow Elite(初代)の黄軸キーボードは今も所持していて、それと比較するとリニア感も静音性も増しています。
公式サイトの商品説明に「クッション性」という言葉がある通りですね。
このように書くとキーボードマニアの方々からボコボコにされそうですが、若干REALFORCEの叩き心地に近づいている印象です。もちろんいざREALFORCEを叩くと全く別物なんですが…。

実際のオフィスに持ち込んで使える(音がうるさくないか)というと、もちろん環境によりますがまあ大丈夫じゃないかな、という印象です。
ノートPCのパンタグラフ式キーボードで出る音と大差ないレベルに収まっていると感じています。

またこの記事ではあまり触れていませんが、無線接続については非常に安定しています。(2.4Ghz)
入力速度に応答が遅れることもなく、ワイヤレス環境を謳歌できます。


ゲーム用途ではどうか

正直オススメできないと思います。オフィスユースを謳っているだけあります。
性能差は先の表の通りで、押し込んだ時の感覚がゲーミングのモデル(先程のBlackWidow Eliteなど)と明らかに異なっていて、入力速度ではなく静音性を最優先されているのが分かります。

私の場合は特に入力速度が問題になるジャンル(音楽ゲーム)を遊ぶことがありますが、先述した「クッション性」がこのジャンルにおいては厄介です。跳ね返りが多少ないとリズムよくキーが叩けないんですよね。
FPSといった自身の反応からキー入力までを最短でこなす必要があるゲームも、同様にクッション性のおかげでやりにくい部分が生じると思います。

おわりに:このキーボードの何が一番よいか

見た目です。
ここまで偉そうにスペックについて色々書きましたがほぼ全て見た目で選んでいます。
バックライトはあんまり意識していませんでしたが、白く光るのもいい感じ。

prtype_silver
銀がクールすぎ

もちろん入力のしやすさは大前提で選んでいるんですが、それこそREALFORCEは見た目が全然好みじゃないのでこれを購入しています。
白一色だとちょっと味気ない、あと無線機能も欲しい、テンキーはなんだかんだ使うしな…と色々と条件を絞っていくとRazer Pro Type Ultraに行き着いた、という感じです。
万人にオススメできるキーボードとはちょっと言いにくいですが、PCの前に座りたくなるデザインをしていることは間違いないと思います。

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